私は基本的には『高配当株』の投資をしていますが、『どうせなら優待もらえた方がいいよね』という事で、私のやっている銘柄発掘方法についてご紹介します。
松井証券を使うのもありなんですが、私が使っているおススメの本はこちら。
これは、下記のように、株価、PER、PBR、配当利回り、優待の内容、が網羅されています。
この本を利用した私の銘柄発掘方法について、順を追って説明しますね。
①自分の求める配当利回り以上の銘柄コードをメモ
これは、ひたすらページをめくって、1つ1つメモして行きます。
はい、パワープレーです苦笑
銘柄コードだけでOKです。
後々Excelを利用するので、私はExcelにメモして行っています。
ちなみに、私は3.5%をひとつの目安にしてスクリーニングしました。
(おそらく100銘柄程度になった気がします。)
②『Investing.com』に銘柄登録をする
Investing.comというサイトでは『マイウォッチリスト』といって、下記の様に、銘柄を登録しておく事ができ、さらに、登録した銘柄に関する基本的なデータ(株価、配当額、配当利回りなど)をcsvファイルでダウンロード※する事ができます。
Investing.comの『マイウォッチリスト』に①でメモした銘柄をひたすら登録していきます。
※ダウンロードは下記画像の右上の方にある、『3つのポチ』を押すと可能です。
③銘柄と『会社名』『株価』『配当額』をvlookupで紐づけ
Excelで、下記のように会社名と株価(下記では「取得単価」となっています)、そして、配当額をvlookup関数をつかって紐づけます。
(なお、個人的には配当に関しては、Investing.comの配当額には0.8を乗じて、税引後(手取り)の金額にしています。)
④会社四季報で『権利月』『優待内容』『継続保有有無』『必要株数』を確認
最後に四季報を使って、『権利月』『優待内容』『継続保有有無』『必要株数』を確認し、③で作った表に情報を追加していきます(こちらもパワープレーです…)。
下記表は、最終形態の表になりますが、下記表の一番上に「四季報より」と記載されている箇所です。
『権利月』『優待内容』に関しては、特に問題ないかと思います。
『継続保有有無』『必要株数』に関して、少し補足しておきます。
ちなみに、四季報の2022年1集(春号)には直近10期間の配当の増減状況(増配、減配、据置、無配)も記載されていたので、そちらも情報として拾っています。
・継続保有有無
これは、たまに「継続して●年経過した株主にはクオカード●円分追加」など、「継続保有している期間に応じて優待内容がアップグレードされる」場合に「あり」と記載します。
これは、「どうせ買うならば早い方がいいよね」という事のフラグです。
ちなみに、似たような記述で「●年継続保有した株主にのみ優待付与」というのがありますが、基本的に高配当株はガチホで、いずれもらえるのでアップグレードされないならば特に記載していません(ここら辺は好みかな、と思いますが)。
・必要株数
これは、株主優待をもらう為に必要な最低単元数を記載します。
(後々記載しますが、最低投資金額を把握するためです)
⑤式を組む
上記の表と同じですが、下記表の一番上に「式」と記載されている箇所について、式をいれて完成です。
式については、計算式を載せておきましたので、ご参考にして頂けると幸いです。
⑥いざ購入!
上記表はあくまでも「購入候補」をスクリーニングしたにすぎません。
現時点での予算等もあるかと思いますので、実際に購入する場合は下記手順を踏んで検討しています。
1.Investing.comを更新する。
上記③で、株価や配当額はvlookupで紐づけていると思うので、元データを更新(Investing.comで最新のcsvファイルをダウンロードしなおして、貼りなおす)。
2.配当利回りの高い候補から、銘柄のチェックを行う
ここからはやや個人的な好みになってきますが、ここまでやったら、継続保有「あり」で配当利回りの高い順にソートし、予算などに応じて上から順に検討していきます。
配当利回りの高い会社というのは、株価の(一時的な)下落によって配当利回りが高まっている可能性もある事から、この検討は慎重に行います。
基本的には、直近10期の配当状況が「連続増配」ならまぁ安心、「非減配」ならまぁ及第点かな…といった感じで検討に入ります。
減配が1期でもあると、結構慎重に検討します(個人的に無配があった企業には投資しないですね…)。
実際の検討に際しては、その会社のIR情報(事業内容はもちろん、事業セグメント内容や中計、配当方針など)、IRバンクで過去10期の業績推移を見て、ちょっとでも「うーん…」と思った銘柄は見送るようにしています。
まぁざっとはこんな感じですが、これだけで1本記事かけそうですし、今回はこれくらいにします。
まとめ
という事で、私の『優待&高配当』銘柄発掘方法について、述べてきました。
皆さんの参考に少しでもなれば幸いです。
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