最新版 株デイトレードで毎日を給料日にする! / 二階堂重人

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2022年はデイトレードをやってみよう…という事で、殆どデイトレードの事が分からないので、本屋でパラパラとみて、『内容が入門的で、網羅的に書かれていそうなもの』という事で手に取ってみました(意外と株のデイトレードについての入門書ってないんですね)。

結論、上記目的で言えば、まぁいいのかな、と思います。

ただ、個人的には、「さすがにそれは知ってるよ…」という超基本的な事を言っているかと思えば、いきなりボリンジャーバンドの手法を紹介するなど、「デイトレードはなんぞや」という基本的(普遍的)な事と、「著者の手法」というゴリゴリの主観の区別が曖昧で「何かあれこれ詰め込みすぎて中途半端になってしまい、よくわからなくなっているな」と感じました。

個人的には(手に取った目的からすれば)、具体的なトレード戦略などは他の本で勉強するので、数少ない(?)入門書なので、もっと基本部分を深堀して欲しかったかな、と。
(寄り付きとは何?とか、いきなり出てくるので。)

まぁ難しい事はあまり書いていないので、さらっと読んでみる分にはいいんじゃないでしょうか。

という事で、毎度の個人的メモです。

 

【第1章】デイトレードとはどのようなトレードなのか?

超基本的な事なので、割愛。
(「デイトレードは1日で決済(持ち越さない)する取引」とか、「小さな利益を積上げて行く取引」とか、そんな類。)

【第2章】デイトレードの準備をしよう

・最低資金
→1日数千円の利益を目指すなら「最低委託保証金」の30万円でOK。
→1日1万円以上の利益を目指すなら100万円以上
・証券会社
→手数料が安い証券会社を。出版時点でのオススメは楽天証券と松井証券。

【第3章】チャートの見方を覚えよう

チャートの見方は別の本で勉強しようと思っているので、サラッと。
・5分足チャート
・12本移動平均線
・板が厚い銘柄を選ぶ

【第4章】デイトレードで狙う銘柄の条件

・デイトレードで狙う銘柄の条件は以下を満たした銘柄
①値動きがある
②値幅が大きい
・市場は特にどこでもOK
・騰落率ランキングを使って探す
・デイトレーダーが群がる銘柄でトレードする(←騰落率ランキングに表れやすい)
・1日の取引量が100万株以上ある

【第5章】信用取引を利用しよう

信用取引の制度について解説しただけなので、割愛。
(信用取引では空売りもできる、制度信用取引と一般信用取引がある、とか。)

【第6章】デイトレードにおける1日の流れ

・NYダウの状況を確認する(→前日比上昇なら、国内株式相場も上昇して始まる確率高)
・CMEの日経平均先物の値をチェックする(→前日比上昇なら、国内株式相場も上昇して始まる確率高)
・為替の動向をチェックする(→円安なら国内株式相場も上昇して始まる確率高)
・ニュース(相場全体、個別)をチェックする
・トレードの戦略を立てる(相場全体として上昇(/下落)して始まりそう…など)
・寄り付き前の注文状況をチェックする
・寄り前気配ランキングをチェックする
・日経平均先物の寄り付きをチェックする

(感想)
メモってはいなけいど、ここで「朝イチで儲けられたら、その後楽(リスク取れる)」や「朝イチでコケるとその後取り返さないといけない」的な記載があるが…まぁその日の日銭を稼がなければいけない人ならそうなのかもしれないけど…。

1回1回手仕舞いしたら、その結果がどうあれ次のトレードには関係ない(と思う)ので、朝勝ったから( / 負けたから)といって、その後の戦略に変化がでるのってどうなんだろう、と純粋に違和感を感じました。

 

【第7章】ボリンジャーバンドを使った買い手法
【第8章】ボリンジャーバンドを使ったカラ売り手法

ここは手法について。手法については別の本で勉強しようと思っているので、読み流し。
いつか「ボリンジャーバンド使ってトレードしよう」と思った時に、戻ってこようかなと思いました。

【第9章】デイトレードのリスクとリターンを理解しよう

・大きな損失になる前にロスカットは必ずしよう
・利食いの目安は人それぞれ。あえて言うならばリバウンド狙いなら1~5ティック、押し目買いやブレイクアウトなら5~10ティックくらい。
・利食いのタイミングも人それぞれ。あえて言うならば株価が急騰したタイミング。
・翌日以降に持ち越しても構わない(含み益が出ている銘柄に限る)。
・ネックラインや支持線を割り込んだら要注意。
・急落しやすい時間帯は要注意→寄り付き直後、前場引け間際、14時過ぎ、14時半過ぎ

(感想)
ロスカットを何故するのか?という事について言及がなく、ちょっと不信感(不親切感)を抱きました。一応「損失が大きくなるのを防ぐため」と記載されていますが…「含み損となることも織り込んでいたらどうするんだろう」と思いました。

 

【第10章】相場全体の大きな流れを見極めてトレードしよう

・その日~数か月の相場全体の流れを見ながらトレードに活かす。
(その「相場全体の流れ」の把握方法について、チャートやボリンジャーバンドを用いて解説。ここも他の本で学ぼうと思っているので割愛)

 

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