デイトレードをやろうと思い、チャートや板について、それぞれについての基本的な本を何冊か読もう…と思って探していた時に、その両方が、分かりやすそうに書かれていたので、手に取ってみた。
こちら、チャート、板それぞれが『初級編』『中級編』『上級編』と別れており、『初級編』は本当に『チャートとは?』『板とは?』から、『上級編』は実際の事例に基づいた解説まで、段階を踏んで学んでいける。
少し方向転換で、デイトレを始めるのは少し先になりそうだけど、本当に始める際にもう一度読み直したいな、と思う本。
こちらの前半、チャート編に関するメモはこちら。
後半の板編のメモはこちら → 【後半 / 板編】
初級編
・陽線(陰線)でも、2つの動きがある
・「陽線」と「陰線」のタイプ
→ひとくちに「陽線(陰線)」と言っても、単純に「上昇(下落)」基調ではない。
・「ヒゲ」
→上ヒゲの連続は強気筋が株を買い上げる中で、「天井なので売っておこう」という筋の人も多くいて上値が重い。さらなる高値にはいかない事を示している。1回の上ヒゲでもそのシグナルだが、2回以上試せば強烈な下げシグナル。概ねその後には大陰線が出るが、2本以上の上ヒゲから当然に予想される事なので、このようなローソク足が出た時は素早く利益確定をする。(もちろん下ヒゲは逆に上昇シグナル)
・大陽線と大陰線
・「持ち合い」からの次の変化に注目
→一定の範囲内で陽線と陰線が交互に出て、株価があまり上下しない状況を「持ち合い」という。これは上昇と下落の綱引き状態であり、どちらかの方向に振れれば急上昇or急降下する。このタイミングは次のチャンスを狙って売買を仕掛けるタイミングが重要。その為、ローソク足だけではなく、板の気配値を見て、売り気配、買い気配をしっかりと見極めておく(→買い板が厚くなれば上昇、売り板が厚くなれば下降)。
・急変を暗示する「窓明け」
→売買の力関係が一方向に傾きすぎると「売り気配」「買い気配」の連続性が失われていきなり離れた価格からスタートすることがあり、これを「窓明け」という。窓明けは急上昇or急落するが、窓明けの後にはほぼ同じように「窓埋め」という反対方向への株価の動きを表したローソク足が出てくる傾向がある。
・上げの終局での「上ヒゲ」は下げに、下げの終局での「下ヒゲ」は上げになる
中級編
・上げシグナル
・下げシグナル
・寄り付き後